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 Mio MIYAZAKI
Reporter
Mio MIYAZAKI

Nationality: Japan
Course: Internship
Program: Internship
Period: Jul. 1,2015- Jun. 30,2016

アカデミアリアチのアシスタントをしています。
学校内の授業風景や、学生さんの日常生活、フィレンツェで起こるいろんな出来事をお伝えしていきたいと思います!

Jul. 25, 2016 | Posted in Reports, Internship , | Tags:, Reporter: Mio MIYAZAKI | Course: Internship

Internship 34-Internship Course 2015 (Assistant1)

イタリアのジュエリーについて。
ヨーロッパでジュエリーといえばフランスなども有名ですが、イタリアではより伝統的で、流行にとらわれない大胆なデザインものもが人気があります。
またアンティークの取り扱いも多いことで知られています。

イタリアはジュエリー文化の歴史が深く、特にゴールドジュエリーの生産率がとても高い国です。
ジュエリーブランドやメーカーが多数ありますが、どれも世界的に高いレベルを誇ります。

イタリアでのジュエリーは、ただ単に装飾品として肌身を飾るだけではなく、絵画や彫刻と並んで芸術品の一つとしてとらえられています。

ルネサンス以前は、彫金師は作品に名が残っているものは多くありませんでした。
過去にある素晴らしい作品も、実際にどの彫金師が作ったものなのか分かっていないものが多々あるそうです。
そんな彫金師がその他分野の芸術家と同様に名を馳せ始めたのが1500年代で、現在ポンテヴェッキオの中央に設置されている胸像「ベンヴェヌート・チェッリーニ」も、当時に功績を残した代表的な彫金師です。
サンタトリニタ橋も一望できる、景色の素晴らしいスポットして観光客は必ず写真を撮っていく場所でもありますが、その地の歴史なども知っていると、より興味深く楽しむことができますよね。

特にフィレンツェのジュエリーは、洗練された繊細な金細工が特徴的です。
代表的なのが、透かし彫りや飾り彫りです。
ルネサンスの全盛期で、ルネサンスの特徴である自然を題材とした、葉やツルのモチーフが流行して定着しました。

日本人はヨーロッパの人と違って、あまり過剰にジュエリーで装飾するような傾向は低いですが、一見大ぶりなものも、細くて繊細なラインで構成されているので、豪華だけれど華奢という絶妙なバランスで、日本人からも、そして世界でも不動の人気を誇っています。

現在もフィレンツェのジュエリー学校では、昔から受け継がれている手作業での製法を教えています。
そんな技術を職人直々に教わることもできるのは、本当に貴重で重要な経験になりますよね。

また、強いこだわりのあるオーダー作品や、一生ものを手に入れたいと考えている方は最高技術をもった職人がそろうフィレンツェは本当に最適なところです。

年代、年齢に関係なく多くの人々を引きつけてやまないイタリアジュエリーには、親から子、子から孫へと受け継がれてきたものも多くあるかもしれません。
貴族に贈られた貴重な作品は、フィレンツェ内の美術館などで見ることが出来ます。

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