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Hiromi YUASA
Reporter
Hiromi YUASA

Nationality: Japan
Course: Painting and Drawing
Program: Master Course
Period: Jan. 15, 2018 - Jul. 27, 2018

イタリアの祭壇画で使用されている黄金背景テンペラを学ぶためにフィレンツェに来ました。フィレンツェは街自体が美術館で、またルネッサンス発祥の地でもあるため、学ぶべき、見るべきオリジナルの作品がすぐ近くにあるので本当に素晴らしいです。こちらに来て4ヶ月目になりますが、たくさんの美術館や教会に行きました。またフィレンツェはイタリアの中央に位置しているため、違う都市へのアクセスもよく、すでにヴェネチア、シエナ、ルッカなど様々な都市に美術品を見に行きました。フェレンツェは職人の街で、古くからの手仕事を大切にしている所が大好きです。
日本ではアニミズムをテーマに作品を描いており、今回学ぶ技法を自分の作品に生かしたいと思っています。

Aug. 25, 2018 | Posted in Reports, Painting and Drawing , | Tags:, Reporter: Hiromi YUASA | Course: Painting and Drawing

Painting-Drawing 2-Master Course 2018 (Student2)

授業1 Disegno

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アレッサンドロ先生が課題の石膏デッサンの設営を行っているところ。石膏像の女性らしさや布の表現、頭に布をまとっている感じをよく観察するように言われました。実際に見て描く訓練です。

20180126_yuasa02
絵画コースの皆。時々、こうして先生を囲んで談話をしています。

20180126_yuasa03
月曜日の課題
「石膏デッサン」
約50×70cm(約10H)
水彩紙にコンテとチャコール

20180126_yuasa04
3日目の課題は先週と同じく模写デッサンです。材料はコンテのセピアのみを使う課題。これまで黒人の方のデッサンをしたことがなかったことと、参考資料のオリジナルはデッサンではなく絵画なので、筆とデッサンでのタッチの相違が難しかったです。今週はまだ完成しなかったので、来週の自習時間に手を入れる予定です。
※写真:コンテのデッサン|約50×70cm(約7H)
※制作時参考作品資料:Mariano Fortuny (1871〜1949)「Moroccan Sailor」

授業2 painting

20180126_yuasa05
テンペラ画の授業です。先週、模写をする作品の画像データを各々がUSBで持ってくるように指示があったため、その確認をしました。OKが出ると、学校の事務に印刷をしてもらいました。
Duccio di Buoninsegna (1255/1260-1319), Cimabue (1240-1302), Simone Martini (1284-1344), Beato Angelico (1390circa-1455) などゴシック期から初期ルネッサンスのテンペラを使用した画家たちの説明が先週あり、それを元に資料を選択します。

20180126_yuasa06
空き時間にウフィッツィ美術館に模写をする作品候補を探しに行き、写真に収めてきました。部分模写ですが、オリジナルの原寸大で行いたいため、その確認もしました。撮影した写真をパソコンでサイズ処理をしてトリミングをしました。
 4点候補がありましたが、先生に見てもらい、14世紀後期国際ゴシックの画家Lorenzo Monaco (1370頃シエナ−1425頃フィレンツェ没)の「東方三博士の礼拝」の部分に決めました。直接、ウフィッツィにオリジナルを見に行けるのでフィレンツェは本当に良い環境です。

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まずは、厚紙に下絵作成から。グリットなど使用することもありますが、今回は使わず、目で見て捉えて描くことを重視します。デッサンの授業と異なり、影はつけず輪郭線だけで丁寧に形を追っていきます。先生が見本を見せてくださいました。感覚で描いていくので、グリットを使うより難しく、真のデッサン力が問われると感じました。

Art Visit

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毎週金曜日のArt Visitの授業。今回はジュエリーコースに準じた銀細工の個人工房に伺いました。私は絵画のコースで異なる分野ですが、とても勉強になりました。作家の方が個人で工房を構えており、展示方法も素晴らしく一点一点が芸術作品でした。二件訪問しましたが、それぞれに職人魂があり、テクニックの事、デザインやコンセプトについてなども伺う事が出来ました。
訪問先:⑴「Alessandro Dari Gioielli Bottega D’arte dal 1630 A Firenze」⑵「Marco Baroni-Handmedo Fain Jewellery」

学生生活

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アパートから約2キロの所にカッシーネ公園があります。ここでは「カッシーネの朝市」という市場が毎週火曜日の午前中に出ます。フィレンツェで一番大きいといっても過言でなく約1kmに渡り、洋服、下着、靴などの衣料品、野菜やチーズなどの食品、ジュエリー、調理器具などなど沢山のお店が立ち並びます。新しいものを扱う所、古着を扱う所など様々ですが、どこも平均1〜10ユーロの安い金額です。私は、日本への帰国が夏で、荷物は他の画材や作品を重視したいので、冬服は持って帰れません。こういった安い所で古着などを購入しました!ブランドの古着もあるのでよく探せば掘り出し物もあります。

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現在はアパートに二人でシェアして生活しています。もう一人は短期ですがリアチの料理コースの方で、練習を家で行っています。生パスタを作る所からパスタに始まり、リゾット、スープ、オレンジピール、ビスコッティ、スコーンなどPrimo, Contorno, Dolceを夕食や朝食にいただいています。非常に助かっています!そして美味しい!

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