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2006年07月14日 | Posted in ビジット | Tags:
芸術演習/プラート織物博物館

今回は芸術演習で見学に行ったフィレンツェ郊外プラートにある織物博物館のレポートをお伝えします。残念ながら博物館内は写真撮影禁止なので外観の写真と同行した通訳さんのレポートを載せました。訳者

            芸術演習「プラート織物博物館見学」レポート 

【場 所】Museo del Tessuto di Prato (プラート織物博物館)
【見学日】2006年6月17日(土)
【参加者】ワンイヤーコース、マスターコースの学生 (+日本語通訳)
 芸術演習・・・年間を通して全8レッスン月1回、土曜日に集中的な芸術演習を行います。レッスンは 美術講師が指導し、1回ごとに様々サブジェクトで幅広い知識を身につけることを目標としています。

今回見学したこの織物博物館は、2003年に今の旧カンポルミせん毛工場の敷地に移転されました。今回ガイドをしていただいたバレンティーナさんに従い、興味深く詳しい説明と共に、14世紀に建てられた歴史的にも重要な建造物である敷地内をゆっくりと見学していきました。

まずはじめのセクションでは、「生地に親しむ」ことを目的に繊維の原料についての説明や、紡績から機織・染色まで、織物ができるまでの一連の工程がわかりやすく展示してあります。各工程において、ボックスに各原材料や製糸が納められていて、見学者は実際に手で触れることができます。生徒の方はガイドの方の説明を熱心に聞きながら、綿、リネン、絹、ウールなど一つ一つの手触りを興味深く確認されていました。

第二セクションでは「織物の歴史」について学ぶことができます。織物を装飾する上で重要なモチーフは、結び目、ロゼット、アラビア文字、葉など様々な国をオリジナルとする形が使われています。中央アジア、中近東からも伝わってきた織物のそのモチーフや色は、歴史的、文化的、地理的要因によって少しずつその本来の意味は変わりながらもヨーロッパまで伝わってきました。特に、中世のモンゴル帝国で作られた 葉をモチーフとした織物が、19世紀のスペインの織物の装飾にも使用されている説明を聞き、生徒の皆さんは関心している様子でした。

第三セクションでは、5月から9月までの特別展「Intrecci mediterranei(地中海の織物)」が開催されており、主に中近東で作られフィレンツェで所有されている様々な絨毯が展示されていました。フィレンツェ富豪一族が所有するエジプト産絨毯には一族の紋章が織られていたり、歴史セクションで説明をうけた通り、絨毯の基本色やモチーフの地理的由来やその意味などを実際に展示物を見て理解することができます。特に400平米にも及ぶ大絨毯には、生徒のみなさんも圧倒されていました。イタリア内で最も大きな絨毯の一つとされているこの大絨毯はバルジェッロ博物館から一時的に借りている展示物だということです。

最後のセクションでは、プラートの町の歴史をテーマに、産業革命時代から今に至るまで、いかにしてプラートが織物産業の町として発展してきたかを時代を追って学べる構成になっています。水路と土壌の地理的好条 件に恵まれたプラートは、水力を利用する織物機械を動かすのに適した町でした。現在のプラートは各分野の数多くの中小工場により産業が成り立っていますが戦前は全ての工程を同じ施設内で行う巨大工場が発展し、工場内には託児所や診療施設まであったそうです。そのような体制で栄えていた産業も第二次世界大戦で織物産業に係る施設が三割も被害を受けてしまいました。戦後の産業復興に対する町の人の強い思いが、今日のプラートを作り上げたとも言えるでしょう。展示物は、2000年ジュビレオの際に故ヨハネ・パオロ二世が着用したマントや、ジュゼッペ・ガリバルディの制服を実際に作っていた機械、今日に開発された新素材のサンプルなど様々なものに及びます。また、古くから古着・ぼろ着が世界中のルートから集められくる町らしく、そのときに衣類からでてきた硬貨も展示してあり、ニュージーランドやアメリカの文字を見つけ生徒さんは驚いた様子でした。

バレンティーナさんの2時間に及ぶ興味深い説明も終わり、その後生徒さんは自由に見学を続けました。ファッションデザインコースの生徒さんはもちろんのこと、絵画、鞄制作などさまざまなコースの生徒さん達が今回参加されましたが、みなさん有意義な半日を過ごされたようです。

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