Apr. 05, 2019 | Posted in Senza categoria , Student Reporter | Tags:Hiromi Yuasa, Painting and DrawingReporter: | Course: Painting and Drawing

Painting-Drawing 14-Master Course 2018 (Student2)

授業1 Painting
黄金背景テンペラのロレンツォ・モナコの作品模写の続き。
先週、金箔を貼る作業を行ったので、今週は、その箔の上に打刻や瑪瑙棒での線描を行うことで装飾を施す作業に入りました。メリネックスというシートを置いてその上から作業を行います。また、ツボの部分など箔の上に絵の具で描く仕上げの作業も行いました。牛の胆汁と卵と顔料を混ぜることで箔の上に絵の具を乗せることが可能になります。
また、洋服の装飾部分もGonmma laccaで描いた後に箔を置いたり、ポルポリーナで金泥を作って描いたりと様々な方法で装飾部分を行いました。４月最後の週で、これで卒業する学生の方もいます。アレッサンドロ先生の授業が最後の人もいて、全員で記念撮影しました。

授業2 Painting
Inganna l’occhio” (だまし絵)による壁画装飾のテクニックを学ぶ授業。今週は最後で、仕上げに入りました。私は担当していた自分のエリアを引き続き行い、ワイン瓶のラベルを描きました。壁画の授業では私自身は２箇所完成させました。まだ完成していない人は、空き時間に完成させるようです。また、壁が剥がれているところの補修も行いました。

学校生活
土日の休日にパルマでMiniaturaという装飾写本のワークショップが開かれたので一泊二日で講義を受けに行っていました。朝9:00から１時間の休憩を挟んで18:00まで集中的に行い、羊皮紙に金箔や描画を施します。Miniaturaの歴史、文様について、金箔の下地材の作り方、金箔の貼り方、絵の具の作り方、顔料や染料について、描写の仕方、羊皮紙についてなどたくさんのことを学ぶことができました。私は金箔を施す古い様々な方法についてを学びに来たので、Miniatura をまなぶことも目標の一つでした。達成できて良かったです。なお、現在学校以外でもこのMiniaturaの作品を個人的に制作中です。日本に帰って自作の作品にも生かしたいです。
土曜日の帰りに18:00をすぎていましたが、パルマ大聖堂がまだ開いていたので行くことができました。コレッジョの天井画を始めとするフレスコ画や装飾が素晴らしかったです。