Reporter: Restoration of Paintings

Oct. 10, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 37-Internship Course 2015-17

引き続き刃物で石膏の詰め物を削る作業を進めます。絵画層の高さに合わせた後、周りの凹凸をよく見ながら削った表面に筆などでマチエールを再現していきます。筆跡のみの部分や亀裂が入っているところなど、それぞれの部分に応じてテクニックを変えます。 フィレンツェからの避暑地としても知られる、ヴァッロンブローザ(Val… [Read more]


Oct. 07, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 36-Internship Course 2015-17

引き続き刃物で石膏の詰め物を削る作業を進めます。絵画層の高さに合わせた後、周りの凹凸をよく見ながら削った表面に筆などでマチエールを再現していきます。筆跡のみの部分や亀裂が入っているところなど、それぞれの部分に応じてテクニックを変えます。 昨年から10年ぶりに期間限定で一般公開された、ポルタ・ロマーナ門内部… [Read more]


Sep. 30, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 35-Internship Course 2015-17

作品を木枠に張り込んでいきます。この作業のために付け足した張りしろの布のみを引っ張るため、作品自体には負荷がかからないようになっています。張り込んだ後は、邪魔にならないよう木枠の裏面に貼り付けます。 欠損の詰め物を作っているところです。膨潤させておいた膠を湯煎でとかし、ふるいにかけた石膏をすこしずつ加えていき、最後に静かにかき混ぜます。使用するときは、膠のタンパク… [Read more]


Sep. 27, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 34-Internship Course 2015-17

作品の中で一番大きな欠損の補彩に取りかかりました。かなり広い範囲ですが、他の小さな欠損同様、数色を用いた細やかなハッチングの技法で進めていくため、トーンを合わせるだけでもかなりの時間が必要になります。天使の足の部分は完全に欠けていましたが、同じ画家の他の作品などでの描き方を研究し、最も自然な形になるよう補っていきます。 最後に全体を見直し、… [Read more]


Sep. 20, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 33-Internship Course 2015-17

引き続き樹脂絵の具で補彩をしていきます。欠損以外にも、黒く汚れている個所や、経年により絵具がかすれ画家の書き直しが見えてしまっているところも、より鑑賞しやすいように整えていきます。 別な作品の裏面です。作品が木枠の大きさで切られてしまっていたため、木枠に張り込む際に必要な張りしろの布を足していきます。専用の接着剤を周囲に… [Read more]


Sep. 17, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 32-Internship Course 2015-17

引き続き樹脂絵の具で補彩をしていきます。ベースカラーを施した欠損中心に、しみや洗浄の段階で取り除けなかった汚れ等に対しても介入していきます。 別な作品の裏面です。専用の刃物で洗浄していきます。経年の汚れや過去の修復で用いられた硬化している物質もできる限り取り除き、キャンバス自体の柔軟性を取り戻していきます。 … [Read more]


May. 12, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 31-Internship Course 2015-17

ニスが乾くまで約一日待ち、樹脂絵具での補彩に入ります。まずは欠損を中心に、 小さな点やしみなど、鑑賞の妨げになるものに対して補彩を施していきます。 … [Read more]


May. 10, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 30-Internship Course 2015-17

引き続きベースカラーを入れていきます。樹脂絵具で行う補彩のことを考えながら、適切な色を作っていきます。特に大きな欠損では、必要に応じてグラデーションをつけます。 比較の写真はベースカラーを入れてニスをかけた後になります。前と後では色がずいぶん変わります。 フィレンツェ近郊のカステッロにあるメ… [Read more]


May. 09, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 29-Internship Course 2015-17

先週で欠損部分の充填・整形が終わったので、グアッシュで補彩の土台となるベースカラーを入れていきます。欠損の隅で何度も試し、最適な色ができたときに全体にのせていきます。 この作業の後ニスがけをしますが、前後ではかなり色が変わるため、専用の溶剤で画面を濡らしてニスがけ後の色味の変化を見ながら色を作ります。 同じ欠損内で色を変える必要が… [Read more]


May. 06, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 28-Internship Course 2015-17

先週に引き続き、削った石膏の表面に凹凸をつけていきます。1メートル以上の欠損ともなるとミリ単位の凹凸をつけていくのは容易ではありませんが、オリジナルの絵画層と石膏の部分の表面がよく繋がるよう、根気よく作業を続けていきます。 フィレンツェとシエナの間のキアンティの丘にある村、サン・ドナートを訪れました。… [Read more]


May. 05, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 27-Internship Course 2015-17

以前洗浄をした絵画の修復作業に戻ります。写真はキャンバスを古い木枠から外した状態で、前回の修復から100年程経過しているため、裏面には埃や煤がたまりかなり汚れています。 専用の刃物で汚れを取り除き、新しい木枠に張り込みます。 I went back to the restoration work of the picture that I finished washing. This is… [Read more]


Apr. 25, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 26-Internship Course 2015-17

ベース色入れとニスがけが終わったので、樹脂絵具での補彩に入ります。損傷が激しく絵画層がなくなってしまっていた箇所は、ベースを入れたことで幾分判読性が上がっているものの、まだ補彩による介入必要です。 画家の他の作品などを見て様式の勉強をしながら、欠けている部分を再構築していきます。 別な作品の補彩の一部を担当しました。 … [Read more]


Apr. 19, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 25-Internship Course 2015-17

絵具層の接着力が弱くなり、わずかに浮き上がっている部分が十数箇所ありました。注射器で小さな穴をあけ、そこから少しずつ接着剤を注入していきます。指で軽く押さえた後、重りをのせて乾くまで丸一日置いておきます。 樹脂絵の具で補彩をしていきます。損傷の激しい部分は、断片をつなぎ合わせながら自然な形になるようイメージを取り戻していきます。周りとの繋が… [Read more]


Mar. 11, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 24-Internship Course 2015-17

今週から新しい作品の修復に入ります。まず、欠損部分を石膏とにかわを混ぜたもので充填し、刃物で削り高さを合わせます。その後、斜光で作品のマチエールや凹凸をよく観察しながら、欠損の表面が周りとよく接続するように細工していきます。 充填整形が終わったら、その上に補彩のためのベースカラーをグアッシュで施していき、その後ニスを全体にニスをかけます… [Read more]


Mar. 01, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 23-Internship Course 2015-17

先生と一緒にシエナに行ってきました。写真は撮れませんでしたが、シエナ国立絵画館の修復室を見学させて頂き、とても勉強になりました。フィレンツェでのシステムとは違い、専任のたった一人の修復士がほぼ全ての作業を担っていました。少しだけ街を見て帰りましたが、写真はカンポ広場とブランダの泉です。この泉の最も古い記録は1081年に見られ、この近くで聖女カテリナが生まれ育った場所としても… [Read more]


Feb. 23, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 22-Internship Course 2015-17

先生が行った絵画洗浄のテストの様子です。洗浄用の溶剤を決めるため、洗浄力の異なる十数段階の試薬の混合液を小さな区画で試し、どの段階の混合液が適しているのかを見ます。その後さらに広い部分で試します。 キリストの肖像の補彩に入ります。今までの絵画よりずっと小さめの、家庭で鑑賞するための絵画です。欠損の他、顔と胸のかすれやしみ… [Read more]


Feb. 19, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 21-Internship Course 2015-17

形を再構築しなければならない部分は、十分に残された部分を観察し違和感がないように仕上げなければなりません。特に顔の部分はわずかな陰影でも随分印象が変わってくるため、注意深く調整していきます。近付いて見ると補彩が識別できるよう、細い線を重ねていくハッチングの技法を用います。 こちらは紫外線ランプを照射したときの写真です。特… [Read more]


Feb. 16, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 20-Internship Course 2015-17

明るい色の部分は特に正確さが求められ、色が濁らないように注意しながら作業していきます。桃色の布の部分は欠損こそ多くないものの、過去の修復で行われた変色した加筆と黒く見える亀裂や点、しみなどが混在し、全体のバランスをとるのが難しかったです。鑑賞距離まで一度遠ざかり、そこでどの部分が鑑賞の邪魔になっているのかを見て補彩するという作業を… [Read more]


Feb. 15, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 19-Internship Course 2015-17

引き続き補彩を続けていきます。写真の甕を持った女性は画面洗浄の段階で取りきれなかった汚れが残りくすんだ印象でしたが、顔に走る亀裂やしみの部分に補彩を施すことで全体の統一性を取り戻していきます。カーテンの部分は欠落部分が広く、形を再構築せねばならないこともあって特に時間を要しました。 フィレンツェの伝統… [Read more]


Feb. 12, 2016 | Posted in Senza categoria , | Tags: , | Language:
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Painting Restoration 18-Internship Course 2015-17

ベースカラーを施した欠損部分だけでなく、しみや黒い点などの鑑賞の妨げになるものに対しても介入していきます。全てに補彩をしてしまうとあたかも昨日完成した絵画のようになってしまうので、作品の歴史を常に考慮しつつ、全体のバランスを見ながら特に目立つ箇所のみに留めます。介入が過剰にならないよう、最新の注意を払って作業を進めていきます。 … [Read more]