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 Mio MIYAZAKI
Reporter
Mio MIYAZAKI

Nationality: Japan
Course: Internship
Program: Internship
Period: Jul. 1,2015- Jun. 30,2016

アカデミアリアチのアシスタントをしています。
学校内の授業風景や、学生さんの日常生活、フィレンツェで起こるいろんな出来事をお伝えしていきたいと思います!

Jul. 19, 2016 | Posted in Reports, Internship , | Tags:, Reporter: Mio MIYAZAKI | Course: Internship

Internship 32-Internship Course 2015 (Assistant1)

今回はイタリアのテキスタイルについてご紹介します。

「テキスタイル」と聞いても、具体的に何のことか分からない、そんな方が多いかもしれません。
テキスタイルとは『生地・布地・織物』を指し、ファッション生地の素材やデザインというのがまず最初に思い浮かぶと思います。
それだけでなく、カーテン、カーペット、寝具カバーなどの家具から、靴やカバン、アクセサリーにいたるまで
実はテキスタイルは生活のあらゆる物に関わる身近な分野です。

生地の素材、織り方、染め方、加工そしてデザインによって無数のバリエーションとなって、 私たちの生活を彩ってくれる存在です。

少しだけ例をご紹介します。

Mio Miyazaki_20160715_01
ジャガード織り

Mio Miyazaki_20160715_02
レース編み。ヴェネツィアの手作りレースも非常に有名です。

Mio Miyazaki_20160715_03
表面加工されたもの。

イタリアでは、トスカーナ州のプラートでは羊毛の毛織産業、ロンバルディア州のコモ近郊ではシルク製品の産業が盛んです。
店舗が密集する大都市の付近ということで、工場なども多数建設されています。

イタリア製という性質上、安く大量生産される市場よりも、一点ものや受注生産、ハイファッションなど、品質の高いオートクチュールや、プレタポルテにおいてトップの市場を誇ります。
他国では生産されていない目の細かいウールなども、海外から買い付けされています。

フィレンツェでは、天然繊維を使用し、素材にこだわったものが多く見られます。
食べ物や家具など、生活に備わるものをなるべく天然のものから取り入れるという、イタリア人が好む自然なスタイルを表しているようです。
例として、綿100%を愛用するフィレンツェの人々を多く見かけます。
よくイタリア人のお母さんは、一日中アイロンをかけているという話を聞いたことはないでしょうか?
水質の関係もありますが、天然繊維の生地を好んで使用するので、加工された化学繊維にくらべ皺が残りやすく、小さなハンカチ1枚までもパリッとアイロンをかけるという習慣があります。
その分天然なので身体に優しく、触り心地もとても良いのです。

また、イタリアといえばスーツが有名であることはご存知の方も多いのではないでしょうか。
国内に数多くの生地メーカーがあり、上品でおしゃれなイタリアのスーツは若い人でも着こなすことのできる、遊び心を持てるファッションのひとつです。

そしてファッションにおけるの最先端を歩むミラノやその近郊ではさらに、オリジナルの化学繊維を編み出し、デザイン性の高いオリジナル商品を研究しています。
インテリアデザインにおいてとても質の高い製品を持つイタリアは、同じくテキスタイルにおいてもデザイン製、品質が高く興味深いものが多いのです。
一年に一度のミラノサローネでは、ユニークなテキスタイルの作品が各社から数多く展示されており、そのほかも数々のフィエラが毎年開催され、日本では見たことのない斬新な製品も見つけられることでしょう。
ぜひイタリアのテキスタイルに触れてみてください。


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