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2012年09月07日 | Posted in カバン制作/カバンデザイン, 革工芸科 | Tags:
本場!フィレンツェでのカバン制作

フィレンツェは言わずと知れた、伝統工芸の街。
街の中はアトリエや工房がたくさん存在します。
その中でも、もっとも有名な製品の一つが革製品。
フィレンツェは、フェラガモやグッチなど世界的な有名なブランド店の発祥の地ですし、
バッグやお財布、手袋などの革小物を扱うお店も数多く目にします。

トスカーナの革の歴史をたどれば、5〜6世紀頃にはすでに羊皮紙など革加工技術が存在していたというのだから驚きです。
その技術は時代とともに発達し、13世紀のころには「ボルサーイ」と呼ばれる革職人達がカバンなど様々な革製品を生産していました。

タンニンを多く含む栗林が多いことや作業に必要な水の水源であるアルノ川があることなど、
自然環境が非常に革なめしに適しているトスカーナの製革技術は19世紀に一躍有名になりますが、
現在でもその技術は引き継がれ、なんとイタリアのなめし革の企業の30%以上がフィレンツェを始めとするアルノ河周辺のトスカーナ地方にあるのだとか!

そんな革の本場、フィレンツェで靴やカバンなど、革工房で働く職人を目指すには、
工房に弟子入りし、見習い、革のカット、パターン、縫製、仕上げなどなど、
それぞれの工程を2〜5年かけて熟練者の元でみっちり修行するため一人前になる のに10年以上の年月を要します。
こうして長期間の修行を積むことは、時間に限りのある留学生にはなかなか難しいですね…。

アカデミアリアチの靴制作コース、カバン制作コースの先生達は、この道数十年の一流のマエストロ達。
こうしたすべての細かい工程を熟知しているので、製作のノウハウを1年、2年の短期間で集中して伝授します。
世界でも有数の革の伝統を誇るフィレンツェで、
大量生産では実現できない、手作業による上質な一点ものを製作する技術と感性を身に付けませんか?

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イタリアで学ぶアート、デザイン留学 アカデミアリアチ