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Sep. 08, 2015 | Posted in Reports, Restoration of Paintings | Tags: ,
Staff Blog≫ Painting Restoration 2-Internship Course 2015

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補彩で使用するパレットです。修復では、顔料と樹脂を混ぜ合わせて作った、樹脂絵具を用います。専用の溶剤で溶き、絵画の画面の状態によってニスを加えながらつやを調節します。

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20世紀の風景画です。空と川の部分にいくつか欠損がありました。紫外線ランプで見ると処置した部分が別の色になり、作品のオリジナルと識別できるようになっています。


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フランスの市場を描いた18~19世紀の作品です。過去の修復で広く加筆され、それが経年によって変色し目立ってきている箇所も多く見られます。洗浄で一部加筆が取り除かれましたが、特に空の部分は地塗りが点々と見えひどい状態です。まずは欠損に石膏充填を施し、そこにグアッシュでベースカラーをのせていきます。


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フィレンツェはかつて城郭都市でしたが、19世紀の都市計画により城壁はほとんどが壊されています。今では断片的に保存されるのみで、特に街の南側で見ることができます。 写真はポルタ・ロマ―ナ門です。

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住んでいるフラットからの景色です。歴史地区からは少し離れた住宅地にあり、緑も多くあります。部屋のベランダからはサッカー場が見え、ここで毎日練習や試合が行われています。

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